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朝6時に新潟駅前に集合して2人を拾う作戦。なのに私は、都会の仕組みが不慣れで、一通地獄に巻き込まれ、早めに出たのに5分遅刻。ぎゃふん。
でも実は、そもそも山川くんの設定時刻が遅刻する気満々だったから、私を許そう。よし、運転がんばるぞ。

村上までの道中、山川君にマタギの誰かから電話が入り、遅いと叱咤された(のだと思うけど、それを私たちに言わない山川w)。
「えいえい」という、電話越しから聞いたことない相づち?が漏れて聞こえて、すごくチャーミングでした。
ひたすら朝日が視界の中に居て、眉間にしわ寄せながら進む。標識もみえないんだもんなー。


道を間違ったりしながら、予習してた北中の交差点を曲がって、
新潟県村上市山熊田の集落の、どうも山川君が世話になりっぱなしのお宅に勝手に車を停めさせてもらったら、
なんかかっこいい青い軽トラが横付けした。

急いで降りて靴履き替えて、よくわかんないままアワワして、
山川君に、私が両足首捻挫していることを伝えても、まあ小さい子どもも登るっていうし、ダイジョブでしょとかいい加減にいうもんだから、
そのまま軽トラの荷台に乗って、集合場所へ。



おもむろに渡してくれた木片が粋。あ、でも、私待ってますのでここで、あ、だから、足手まといになりますんで、え、あ、ああああれあれぇ。


結果、荷台に積まれて、山!
結構本気な山。
マジで私、死ぬんじゃないかなここで。
始めに、みんなに迷惑かけると思います。ごめんなさい。と、遺書に近い挨拶をしてスタート。


「おいスズキジュンコ、大げさなこと言ってんじゃねーよ。ダイジョブだろー」の図。
全然ダイジョブじゃなくて、変な汗エンドレス。

J「一歩一歩がびっくりする痛さなんだってば」
Y「あれだろ、おまえなんか脳内麻薬とかだせよ。それでいけるだろ」
J「……」
Y「だいじょぶか?」
J「もう引き返せないんだから行くしかないでしょ」
T「…。」
J「!!!」

と、山川スズキの登山会話の合間、サッと脇道に入ってブナの木を鉈で刈り、その鉈でザッ、ザッ、とグリップのかなりいい杖をあっという間に作ってほぼ無言で渡してくれたのが、案内してくれている山熊田の方。

すごく助かった!痛いのは痛いままだけど、びっくりさせる痛みの頻度が激減して本当に楽になった山道!
何この人すごい!あなたはだれですか?!


ブナ太郎という名前の木だそうで。立派な木だなあ。
私はもう痛みとその緊張が続いて、顔やばい。

スズキの目標は「生還」。普段の体なら楽しいはずなのに、はからずも修行。
こけて転がって怪我したり死んだりしたら、この方達に迷惑かけるから、意地でも無事に帰ってやる。
と思い腹をくくって、険しい顔してたのか、そんな私に、
「ダメだったら担いでやっがら」と当然みたいな感じで言う、この案内人の方、だれですか?!?!



ぶなー。
足もとしか見る余裕ない私がこの写真をとれたのは、杖を作ってくれた案内の方が相当気を使ってくれて、
ゆっくり歩いてくれたり止まってくれたりして、つかの間の目線を上げられた瞬間ショット。
上を見れば素晴らしいのに、私は痛みに支配されてる。だから、すごく嬉しい気遣いでした。

捻挫の私には、地面のあらゆる要素が罠でした。



休憩がマジでありがたい。痛いのかばうから、でも両足きてるから、かばい方が全身に及んでもはや、すごい体力の消耗を実感。
そんなとき「非常食!」とさりげなく投げ渡されたバナナが超うまい。涙。
私、運転し続けてたのもあって朝ご飯食べるの忘れてた。アホだ。しみる!!!

3時間くらい登り続けたら、人の声がしだして、

キノコ鍋!!!!てか、こんなに大人数のイベントだったんか?!

頂上せまっ! ってか、頂上すごっ!!! 気持ちいいー!!!!!!


みんな密に斜面に腰を下ろし、各々超楽しくやってた!ビール飲んだり、ランタンでラーメン食べたり。
死を覚悟して冷や汗だらだらなスズキとの温度差。
痛みってほんと、人をしつこくめげさせます。
でも、笑い声はほんと、人を元気にさせてくれるんだなあ。

心100回くらい折れてた私には超ありがたい、みんなの勝手放題の楽しみ方!!!

激ウマ!元気でちゃうよね、キノコ汁。途中で生えてたキノコと、途中で流れてた清水で作ってて、私たちの先導をしてくれたかたも、さっと居なくなって、沢でこのための水を何リットルも汲んで担いでました。

登山がなんなのかも知らないできたし、てかほとんど何もしらないできたので、誰かの使い済みカップとかで頂くキノコ汁がありがたくてありがたくて。
想像を絶する、地獄の果ての家族愛。っていうギャップにイチコロ。


いろいろみんなの美味しい持ち込み食品が回ってくるんだけど、これは美味しかった!
あと、鮭トバもおいしかったのに、山川が懐にしまった。


「新発田では有名よ!」って。


「で、私はいまどこに居るんでしょうか?」と聞く私に、
「お前ほれ、いまちょうど山形と新潟の間だべー」

へえー、県境まできたんだ私ー。まじかー。マジかっ?!えええええ!!!!!




はあー、確かに月山ですよね。アレ。あれ?なんかホームシック気分。ああー、やまがた〜。



下山もすごい。てか、みんなすごい速さで降りていく。くだりの方が怖い。
うちらの先生は優しさを感じるペースで進んでくれて、もうほんと、すみません…。でも嬉しい。
木の枝を使って膝が笑わない方法とか、足の運び方をおしえてもらいながら、
脳内麻薬の分泌がすごいんだろうな、ってくらい、足を気にしなくなってきていて、それが逆に怖い。


痛くないから、下山中にシャッター切る余裕とか、まじで怖い。

はあああ。

こんなにきれいな森だったんだ……。今まで見なくてゴメンね、森。


ここで初めて、今日一日私が迷惑をかけ続けた方が「つよしさん」という名だと、ちゃんと知った。

けっこうな斜面でぬかるんでいるのに、ほいほい。さすが本物のマタギ。みんな転けてるのに、まったく転けない。上品に滑る。

私たちが歩きやすいように、出た枝や笹などの障害物を鉈で苅ったり指でぽきっと折ったりして、
足場も固めながら、そうやって常に気を配って歩いてくれてて、
私の足の案配も感受してくれている。
でもなんにも言わない。
背中がカッコよすぎます。


休憩。リョウイチさんがずっと朗らかに「ブナの葉っぱ、キレーだなあー」って言ってるし、
石附さん?は、おれらじゃなくあっちのブナの美しさを撮れよ!の図。

だって、この雰囲気が撮りたかったんです。


ほぼ下山。

そういや私、今まで山っていうのは、眺めるもんだと思ってたのかもしれない。


亀仙人みたいでかっこいいから撮らして!っていって撮ったんだけど、

カッコつけさして、と頭髪を隠す。わたし、はげてようが好きなものは好きですよ。
かっこいいのは頭じゃなくてあなたです。




のんびり降りてきた私たちをプンスカしながら待っててくれたあったかくておもしろい方々と、帰り道の林道。

お尻痛いですよね!!!



ふわあー。

この時点でまだ、ふわりふわり。
生きて戻れて本当に良かった。
もししんだら、このイベントなくなっちゃうかもしれん。
生きて返してくれた山、口数少ないけど厚く守ってくれたつよしさん、山北のみなさん、ゆいちゃんと山川くん、
感謝!!!
小さい子どもが登ったという話は、マタギや勢子の方々のお子さんでした。山のサラブレッドですね。


なんか、この後は飲み会だそうで、公民館の予定がクニヨシさんという方のお宅でやるらしい。

ああ、なんでもいい。私、無事で良かった。飲み会が普通にできる。怪我でもしたらこれからのこのお楽しみもなくなってた。

ありがたい。無事がありがたい。



 


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